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【注文住宅】照明スイッチの位置で失敗しないためには?

照明スイッチ
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家を建てる際、照明スイッチの位置は入念に確認しますよね。私も家を建てる時には図面をくまなく確認しました。それでも住み始めて「あーここに欲しかったぁ」と感じることがあります。

今回は私のようにならない為に、どうしたらいいのかを紹介します。

この記事を読むと

  • 照明スイッチ位置で考えるべきポイントが分かります
  • 私の失敗談が参考になります

照明スイッチを考えるポイント

家の設計も終盤に差し掛かるとHMや工務店から照明の図面が出てきます。ここでそれぞれの照明スイッチを確認して考えていくことになります。

照明スイッチの数

照明スイッチの数を確認するポイントはこの2点です。

  • 1つの照明に対して複数の照明スイッチを設ける必要があるか?
  • まとめられる照明スイッチはあるか?

複数の照明スイッチを設ける必要があるのか?

複数の照明スイッチを設ける必要があるのかどうかはを判断するには、家の中の動線を入念にイメージすることが重要になってきます。

例えばリビングの出入り口が1つしかない場合は問題ないですが、複数ある場合に片側の出入り口からしか照明のON・OFFができないとなると非常に不便です。また、吹き抜けの玄関などでは2階から玄関の照明をON・OFFできる方がいいかもしれません。

そんな事「言われなくてもわかっているよ」と聞こえてきそうですが、図面で動線をイメージするのは意外と難しいのです。後ほど後述しますが私はここで失敗しています。

まとめられる照明スイッチはあるか?

最近ではLEDのダウンライトが一昔前より安価になってきており、選択される方も多いと思います。このダウンライトですが、おそらく1部屋に1つだけということではなく複数のダウンライトをまとめて設置することが多いと思います。

例えばリビングのダウンライトを考えるとき図のように考えたとします。3つのブロックに分かれていますが、照明スイッチも3つに分ける必要があるでしょうか?分かれていても不便ではないですが使い分ける事は少ないと思います。実際我が家では使い分ける事はありません。

このような場合は3つのブロックを1つのスイッチにまとめる事で、空いたスイッチを他の照明に割り当てることができます。この場合だとダイニングやキッチンの照明ですね。そうすることで新たなスイッチBOXを作る必要がなくなり、スイッチの少ないスマートな部屋づくりにつなげることができます。また、ライトコントロールと呼ばれる機器を使用すれば照明パターンを記憶させることもできますよ。

このような事も頭に入れて照明スイッチの数を検討してみると、家づくりがさらに楽しくなると思います。

照明スイッチの種類

照明スイッチの種類は実に多彩です。それぞれシーンにあったスイッチを選びましょう。スイッチの種類は、デザインとスイッチ機能の2つに大きく分類されます。

・デザイン面では部屋や家の雰囲気に合うスイッチを選びましょう。

・機能面では代表的な照明スイッチとして以下のようなタイプがあります。

基本的なスイッチ 押すたびに照明がON・OFFするスイッチ
調光型スイッチ 照明器具を選ぶがボリューム型で照度調整できるスイッチ
センサー付きスイッチ 人感センサーや照度センサー付のスイッチ
その他 ライトコントロール機器

照明スイッチはオーソドックスなものから個性的なものまで多種多様にあります。部屋の雰囲気や各部屋に応じた照明スイッチを選びましょう。

照明スイッチの位置(場所)

照明スイッチの設置位置は生活をする上で非常に重要です。よくある失敗例がドアの裏側に照明スイッチを設置してしまうパターンです。ドアの裏側にスイッチがあると、使い勝手は非常に悪くなります。

また、部屋の内側か外側に設置するかでも使い勝手は変わってきます。例えば、階段下の物置に照明を設置する場合などは物置内にスイッチを設置した方がいいと思います。理由は物置の外にスイッチを設置すると、階段のスイッチとの押し間違えや見栄えも悪くなってしまいます。使用頻度もそれほど高くないと思いますので、内側に設置しても問題ないと思います。

スイッチを考えるポイント

ここまでの考えるポイントをまとめると

  • 照明スイッチの数
  • スイッチの種類
  • スイッチの位置(場所)

まずは、照明スイッチの数を決めて、数が決まったら種類を決めて最後にスイッチの場所を決定するとスムーズだと思います。これを間を置いて2回ほど繰り返すと失敗のしない照明スイッチの配置ができると思います。

私の失敗談

ここまで照明スイッチを考えるポイントを書いてきました。ここからは、私が家を建てた時はどうだったのかを紹介してきます。

リビングの照明スイッチでの失敗

この図を見てどこが失敗したか分かりますか?この図の中で動線をイメージしてみてください。

照明スイッチ図面

失敗したところは、リビング側のスイッチでキッチン(①②)のダウンライトがON/OFFできない事です。

リビングでTVをみている時にキッチンの電気が点灯していると、2階に上がる時にわざわざキッチン側の扉から階段に行く必要が出てくるんです。生活していると常に効率的な動きをしているわけでもなく、さらには家族で暮らすとなると、住む前にはイメージできなかったことが出てきます。

生活しているとこのような小さな事が結構面倒だったりします。ですので、こういったところまでをイメージして照明スイッチを配置できると住み始めてからの快適度はかなり上がると思います。

玄関のスイッチの位置

照明スイッチ

上の写真は玄関のスイッチです。左から①人感センサー②庭園灯③ホール、玄関外、門柱の照明スイッチになります。②庭園灯ですが、ほぼ使用しません。

庭園灯といっても我が家には庭園なんてセレブのものはありません。これは外のセンサーライトなんですが、ONにしておけば人が通った時だけライトが点灯します。このスイッチをOFFにすると人が通ってもONしません。

住み始めてこのスイッチを使った事はありません。使わないなら「いいじゃないか」と言われそうですが、そうでもないのです。客人が来た時は①の人感センサーの照明+③ホールの照明をONします。

その時に、間違って②の庭園灯を押してしまうのです。特にうちの母なのですが。なので知らない間に外のセンサーライトが反応しなくなる事が多々あります。こうなると面倒なんです。夜、外の照明が点灯すると思ったら点灯しないので、玄関のスイッチを確認するとOFFになっているのです。今ではONしているか確認する癖がつきましたが、余計な労力なわけで。。。

できるなら、はじめからこの②庭園灯スイッチを設けないか、スイッチの場所を別にしてもらうなど工夫すればよかったです。

まとめ

いかがでしたか?照明スイッチを考えるポイントについて紹介してきました。些細な事ですが、毎日の事なので失敗すると煩わしいので面倒くさがらずしっかりイメージしていきましょう。

照明スイッチの配置で厄介なのは失敗した場合は簡単に気づくのですが、しっかり考えられた場合は気付きにくいのです。普通に生活が快適にできれば、あーあの時一生懸命考えてよかったとは中々ならないので。

地味な部分ですが失敗すると面倒なので、生活シーンを入念にイメージする必要があります。入念にイメージするためには、ご自身の友人の失敗談、他の注文住宅関連記事の失敗談をたくさん学ぶといいと思います。

失敗事例をたくさん学んだあとは、その失敗例を参考にマイホームの図面上で色々な生活の動線パターンをイメージして照明スイッチの検討をしてみてください。

これから住まれるマイホームが快適な空間になることを祈っております。ここまで読んでいただきありがとうございました。