家を建てる時は、「コンセントは多めに配置したほうがいいよ」こんな話を聞かれることは多いのではないでしょうか?
私も家を建てる時に友人から言われ、思いつく限り多めに配置しましたがそれでも完璧に配置できたと思っていません。そこで私の失敗事例がこれから家を建てる方の参考になればと思います。
この記事を読むと
- コンセントの配置の考え方や何に気をつけたらいいか分かります
- 私の失敗談から失敗しないポイントが分かります
コンセントの位置の考え方
コンセントの位置を考えていくには細かい部分に目が行きがちですが、大きな視点から細かい視点の順に考えていくといいと思います。細かい点に目がいくと思わぬところで失敗する可能性もゼロではありません。
友人の話は細かい内容が多い
私が家を建てる事を友人に伝えると、「コンセントは多目がいいよ」とアドバイスをもらいました。確かに前の家でも「ここにあったらなぁ」と感じることあったなと思っていたので、色々な友人からコンセントについてアドバイスをもらいました。
まとめるとこんな感じ
- 掃除機用として階段途中または上と下に設置
- 調理機器や鍋用のコンセントを設置
- 玄関周りのコンセント(玄関クローゼットなど)
- 季節家電用のコンセントを配置
- 子供部屋は模様替えに備えてコンセントを配置
友人からの話は細かな内容が多いですね。細かな点は大事ですがそれだけに偏らず、大きな視点から小さな視点の順番で考えるとコンセントの配置では失敗を防げると思います。
はじめは家全体でコンセントの配置を考える
大きな視点とは言い換えると家全体で考えるという事です。家全体の配置を考えるコツとしては、頭の中で家全体を掃除機をかけてみます。そうすると、通路のコンセント、ウォークインクローゼット、階段の上と下や玄関などコンセントの大雑把な配置の確認ができます。
カテゴリーを分けて考える
家全体の配置が確認できたら次は、細い視点に立って配置を考えます。細かい視点に立つにはカテゴリー要素に分けて考えます。
1.生活シーンをイメージする
イメージするコツとしては、自分の朝〜夜までの生活をできるだけ細かくイメージすればいいと思います。例えば、朝起きて手元にスマホがあるのが当たり前なら、寝室のコンセントの位置は確認する必要があります。他にも調理器具、洗面台やアイロンをかける際のコンセントなど細かくイメージしていきます。また、休日と平日の両面でイメージするのも重要です。
失敗しやすいのは充電器関連です。近頃の家電は充電式が多いのでスマホや電動自転車の電池などあらゆるシーンをイメージする必要があります。
2.家電(季節家電含む)やイベント
季節家電では、エアコンなどの季節特有の電化製品、ファンヒータやサーキュレーターなどです。イベントは各家庭によって変わってきますが、クリスマスツリーなどを飾りたいのであればツリーを設置する付近にコンセントが必要になってきます。
生活シーンのイメージできた方もいるかもしれませんが、年末の大掃除の時に必要なコンセントもイメージできるといいと思います。ベランダの掃除やスチームクリーナーなどのコンセントも必要になってきます。
3.趣味
このパートは人によって様々ですが、PC関連やD I Yなどはその際のコンセントが必要になってきます。熱帯魚などを飼われる方は水槽をどこに置くかを考えておく必要があります。このパートは自分の趣味の話なので失敗することは少ないと思います。好きな事なので入念にチェックしますよね。
4.未来を考える
未来の事はわかりませんが、ここでの考えられるのは子供部屋の模様替えなどです。模様替えを考えるとどれだけコンセントが必要なんだとなってしまいますが、最低限のコンセントくらいは設置しておいた方がいいと思います。
5.家の外のコンセント
一通りコンセントの配置が確認できたら、最後に家の外回りのコンセントです。家の外のコンセントは頻繁に使用する事はないので、細かく考えなくても大きな失敗はないので問題はありません。このパートでは洗車/DIYグッズやベランダ回りを考えればいいと思います。
細かい視点をまとめるとこうなります。
生活シーン | 調理器具、アイロン、充電器など |
---|---|
季節家電やイベント | エアコン、ファンヒータ、加湿器、X’masツリー、掃除ロボットなど |
趣味 | PC関連機器、DIYなど |
未来を考える | 部屋の模様替えなど |
家の外回り | ベランダ、洗車グッズなど |
他人の失敗談から学ぶ
ここまでコンセントの位置の考え方を書いてきましたが、私が家を建てた時にコンセントの配置で失敗がなかったかわけではありません。ですのでこれから家を建てる方は私の失敗を参考にして、理想の家づくりにつなげていただきたいです。
リビングでの失敗談
テーブルの上でスマホの充電をしたいのですが、コンセントがないので青色の椅子において充電しています。テーブルの後ろにコンセントがあればテーブルの上で充電できるんですけどね。細かい失敗ですけど、充電頻度が高いので煩わしいのです。
設計打ち合わせの時にテーブルの後ろにコンセントが欲しいことは伝えました。担当者からはこのスペースにコンセントが集中すると目立つので部屋の隅に配置された方がいいですよ。何かれば延長コード使えば対応できるので。そう言われた私はその言葉で納得し部屋の隅のコンセントで決定しました。
担当者は良かれと思ってアドバイスしていただいたのはわかっているのですが、これは真ん中にコンセントをしたかったなと今でも思っています。
家に住むのはご自身です。担当者のアドバイスも参考程度で自分でどうするかしっかり判断しましょう
仏間での失敗談
仏間の天井にはコンセントがあるのですが、線の長さが足らなかったので宙ぶらりん状態に。気を利かせてコンセントを上に配置したのが仇になったパターンです。予め仏壇屋の方にコンセントの位置を聞いておくべきでした。
大きな物でコンセントを使用するのがわかっている場合は、コンセントの位置を聞いておきましょう
まとめ〜イメージを高めるために失敗談を確認しよう〜
コンセントの配置について大きくまとめると
1.大きな視野でイメージする(掃除機をかけてみる)
2.小さな視点でイメージする
3.失敗談を勉強する
このようになります。イメージを膨らますには、自分の周りの方の失敗談を聞くのが一番だと思います。地方特有の事もあるのでネットだけでなく色々な方に聞きましょう。
また、失敗しない為には多くのコンセントを配置する必要がありますが、標準設計からコンセントを追加するのは無料ではありません。
新しい家でのご自身の生活を細かくイメージし、必要な箇所・延長コードで対応する部分を考えて対応していきましょう。