中庭を作って癒しを感じられる家を建てたい方は多いはず。かくいう私もその１人です。ですがいざ家を建てるとなると、予算と敷地面積を考え諦める方も多いのではないでしょうか？
そこで今回は中庭のハードルを解消する坪庭について紹介していきます。
この記事を読んで欲しい人
・中庭や坪庭を家に作ろうと考えている人
・坪庭に興味がある人
・これから家を建てようと考えている人
坪庭と中庭の違い
坪庭とは簡単にいうと小規模な中庭の事です。坪庭のメリットは
居住空間を侵害する事なく採光や景観を確保できる
これに尽きると思います。
中庭は規模も大きいので採光や景観に与える影響が大きいのですが、作るには広いスペースが必要かつ家の形状がどうしても複雑になるので、コストに与える影響も大きいです。
コストに与える影響を最小限にして、中庭の良い部分だけ頂こうというのが坪庭の一番のメリットだと私は考えています。
坪庭のメリット
坪庭のメリットはこの通りです。
・光を取り入れられる
・通気性を確保
・開放感を感じられ景観を楽しめる
光を取り入れられる（採光）
坪庭を作るとそこには窓があり、坪庭に光が当たるので家の中が明るくなります。我が家の坪庭は北側にありますがそれでも十分明るいです。
家の奥はどうしても暗くなりがちですが坪庭がある事で日中はいつの時間も明るくなります。
通気性を確保
坪庭にある窓を開閉式にすればそこは風の通り道になります。また坪庭を設置する場所は家の奥まった所が多いので風の通り道としては最良の場所といえます。
開放感を感じられ景観を楽しめる
我が家では廊下の先に坪庭を作りました。これにより、閉塞感のない空間になっています。さらに、玄関から正面を見た時に坪庭が見えるようになっているのでより開放感が感じられるようになっています。
坪庭を作ると合わせて植樹もしますが、ここで季節感のある植物を選ぶと坪庭を見るたびに風情を感じられると思います。
我が家の坪庭
玄関からみた坪庭我が家の坪庭は間取り図面でいうと凹んだ部分なります。仮に坪庭がなくても特に活きる空間でもないのでスペースを有効利用でき、かかるコストも主に窓の設置分だけで済みました。
我が家の坪庭でこだわった点は、
ハメ込み型の窓で余分な物をカット
窓を開閉式にすれば通気性ができるのですが、開閉式にすると枠の厚みや把手が景観を損ねてしまうのであえてハメ込み型の窓にしました。窓は家の凹んだ部分にあるので外からさらされる事もありません。写真の通り光が入って日中明るいです。
こだわった点はあるものの、こんなはずじゃなかった点もあります
せっかく坪庭を作ったのに庭を作っていない
5年経ってもこのまま家を建てて外構をどうするかをずっと悩んだまま5年が経ってしまいました。それでも採光が取れるだけでも十分機能を果たしてくれているので問題ないといえば問題ないですが、10年経つまでにはなんとかしようと思うこの頃です。
坪庭の天井にまたしても鳥害にあっています
我が家の格子に鳥の巣ができて駆除したのですが、今度は坪庭の天井に鳥の巣ができてきました。確かに鳥からすると絶好の巣ポイントですね。庭を作ればマシになるかもしれないのでそれまでは我慢しようと思ってます。
今回は我が家の坪庭について紹介してきました。家を建てる時に後からやろうと考えていても、住み始めてしまうと慣れてしまい動き出すタイミングを見失ってしまいます。
これから家を建てる方は、このようにならないように計画をしっかり立てて理想のマイホームづくりをしてください。
